2011年12月07日

「源氏物語 千年の謎」の試写会へ行ったのそ

 昨日は「源氏物語 千年の謎」の試写会へ行ってきました。
久々の試写会(*^。^*)
すごく観たかった映画だったので、ラッキー♪
場内はほぼ満席で、意外と男性も多かったな。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆
源氏物語 千年の謎(2100年・日本)

「源氏物語 千年の謎」の試写会へ行ったのそ

 豪華絢爛な平安時代。
帝に嫁いだ娘・彰子(蓮佛美沙子)が帝の子を産むことを熱望する、時の権力者・藤原道長(東山紀之)。
彼は、血の通うような文章を紡ぐと噂に高い紫式部(中谷美紀)にある命を下す。
 お前の物語の力で、帝が彰子の元に脚を運ぶようにせよ・・・
そこで彼女は、絶世の美男・光源氏(生田斗真)と、彼を取り巻く女性たちの物語を書き始める。
やがて、道長の思惑通り、物語に夢中になった帝は彰子の元へ足しげく通い、御子にも恵まれるが、道長の友人で陰陽師の安倍晴明(窪塚洋介)は、物語に没頭する紫式部に不穏な気配を感じ始め・・・

 日本文学史に輝く、日本一のベストセラーでロングセラーである恋愛絵巻「源氏物語」。
その誕生秘話を描いたフィクション。
 監督は「愛の流刑地」の鶴橋康夫。
(136分)
☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

 いきなり、冒頭のシーンで、ヒガシ演じる道長が、夜の庭で佇む紫式部を
いきなり追いかけて、無理やり犯しちゃったのにはびっくり(・o・)
抵抗する紫式部に、
「あきらめなさい。私は何をしても許される身なのだ。」
・・・どぇぇー!
式部を押し倒し、肌は直接見せないながらも、ヒガシの動きに合わせて
腰の飾り物がリズミカルに澄んだ音を鳴らし、嫌がりながらも次第に
恍惚とした表情を浮かべる式部・・・

エロい!

考えてみれば、「源氏物語」って、すごいお話なんですよねー。
義理の母に懸想して子どもを作るわ、幼女をさらって好みの女に
育てて妻にするわ、通りすがりの女性と寝ちゃうわ、人妻、未亡人、
醜女、老婆・・・と、女性なら誰でもOKなのか???だもの。
昔の人は、そんなに性に奔放だったのでしょうか?
それとも、これは物語だから、願望が入っていて、実際はそれほどでも
なかったのでしょうか?
今から1000年ほど前の話なのに、現代とはまったく違う世界なのですね。

 映画の方へ話を戻します。
良くも悪くも、角川映画、という感じでした。
平安時代の建物や、人々の衣装、音楽も素晴らしく、すごくお金が
かかっているのがわかりました。
まるで、夢の中のような世界!
昔の女性は、あんなに長い髪の毛でよく生活できたなー、とか、あんなに
動きにくい着物で本当に生活していたの?とか、すごく興味深かったです。
それだけでも観る価値はありますよ。

 出演者も豪華!
主要なキャストは、以下の通りです。

光源氏・・・生田斗真
藤原道長・・・東山紀之
紫式部・・・中谷美紀
安倍晴明・・・窪塚洋介
桐壺/藤壺・・・真木よう子
葵の上・・・多部未華子
六条御息所・・・田中麗奈
夕顔の君・・・芦名星
中宮彰子・・・蓮佛美沙子
弘徽殿・・・室井滋
桐壺帝・・・榎木孝明


ヒガシの道長、榎木孝明の桐壺帝、中谷美紀の紫式部は、
イメージ通りで素晴らしかったです。
生田斗真の光源氏も、どうなの?と思っていましたが、観ているうちになかなか
しっくりはまっているなぁと納得しました。
安倍晴明まで出てきちゃうのかぁ、と、今回もあまり予備知識なしで映画を観たので、
窪塚君が出てきたのに、ちょっとびっくり。
こういう役って、久々じゃない?それでも、ちょっと以前と比べて丸くなりましたね。
 源氏を囲む女達のキャスティングはどうなの?と思いました。
 一番違和感を感じたのは、六条御息所役の田中麗奈。
私の中の「源氏物語」のイメージは、どうしても大和和紀のマンガ
「あさきゆめみし」なのですが、六条御息所といえば、年上で美しく、才気溢れる
未亡人。
なのに、この映画では、丸顔で童顔(-_-;)髪の毛で輪郭隠していましたが。
まぁ、平安時代は下ぶくれが美しいと言われたかもしれませんが・・・
熱演してはいましたが、どうしても最後まで違和感がありました。
どちらかというと、田中麗奈は葵の上タイプだと思います。
私のイメージでは、柴崎コウとか、小雪ですね。
 真木よう子の藤壺は・・・真木よう子は結構好きなのですが、カツラかぶると
そんなに美女に見えないんですよね。
確かにきれいではありますが。
私のイメージでは、仲間由紀恵みたいな感じ?
夕顔の君の芦名星と、葵の上の多部未華子は合っていると思いました。

 そういえば・・・紫の上とか空蝉とか、出てきませんでしたね。
(紫の上なんて、幼女の頃に見初めたから、今だったら犯罪ですが。)
「源氏物語」としては、はしょりながら、桐壺帝が亡くなり、藤壺が出家するまでが
描かれていましたが、最後はなんだかうやむやな感じ。
確かに、あれ以上「源氏物語」を詳しく描写すると、映画はかなり長いものになり、
間延びしてしまいそうです。
メインは藤原道長と紫式部の関係で、紫式部の感情と物語がリンクしてゆくという
ものなので、源氏物語を知らない人にでもわかるような内容にしたのでしょう。
映像はすごくきれいで、CGはハリー・ポッターみたいなモクモクした感じで
凝っていて、すごくお金も時間もかけた映画だとは思いましたが、
なんだかちょっと長く感じました。
それでも、きれいだから、ぜひ映画館で観て欲しい映画です。

のその感想・・・8点(10点満点で)

 外国の人がこの映画を観たら、日本に行きたいと思うんだろうなぁ。
今時、日本がこんなとは勘違いする人はいないと思いますが。


 先程、静岡東宝会館のメルマガで知った情報ですが、12月14日(水)
17:30の回の上映前に主演の生田斗真さんと鶴嘴監督の
舞台挨拶が行われるそうです。
この時ばかりは指定席になるようです。
(料金:1,800円、割引サービスなし)
12月10日(土)AM9:00から劇場窓口で販売するそうですので、
この日は斗真ファンで行列ができるんだろうなあ・・・。
(前売り券をお持ちの方も、引き換えが必要になるらしいですよ。)




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Posted by のそ at 16:31│Comments(0)映画
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