2010年06月30日

「告白」を観てきたのそ

 昨日は、会社が終わってから、一人で映画「告白」を観てきました。
今月中に使わなければならない株主優待券があったので・・・。
サッカーの対パラグアイ戦もあることだし、きっとすいているよね、
と思ったら私のほかには10人ほどだったかな?
久しぶりにすいている映画館で映画鑑賞してきました。


☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆
「告白」を観てきたのそ
 中学教師・森口悠子(松たか子)の3歳の一人娘・愛美が、勤務先の中学校のプールで
溺死体にて発見された。
数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて、衝撃の告白をする。
「私の娘が死にました。
警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に
殺されたのです。」
教室内は一瞬にして静まりかえった。
それは、森口の娘を殺した生徒達に対する復讐の始まりであった。
 そして4月、クラスはそのままのメンバーで2年生に進級し・・・

 原作は、2009年の本屋大賞を受賞した、湊かなえの同名小説。
監督は、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也。
※R15+
(106分)
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 なかなか衝撃的な内容の映画でした。
中島監督の作品は、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」を観ましたが、
この監督らしく、テーマ自体は深刻で暗いものなのに、どこかコミカルで
それでいてじんわりと恐ろしいのがよかったです。
そういえば、この人の作品は、「カラフル」なイメージがありますが、今作品は
色が少なかったなあ。

 好き嫌いは分かれる作品だと思いました。
ごく常識的な人、潔癖な人は、嫌悪感を感じるかもしれません。
いじめ、エイズ、シングルマザー、苦悩する教師達、崩壊している学級・・・
世の中のいろいろな問題が、この作品の中にぎゅっと詰まっていました。
だからと言って、その問題をなんとかしよう・・・という映画じゃないんですけどね。

先生が自分の子供を保健室に預けておくって、どうなの?
こんなに荒れているクラスって実際はないでしょ?
先生が、そんなことしていいの?
それは、エイズに苦しむ人たちに対する冒涜じゃないの?
子供にケータイなんて持たせなきゃいいのに。
人の死が、やけに簡単に扱われていない?
こんな映画作って、マネする子がでたら、どうするの?

・・・などと、常識的なことを言ってはいけません。
結局は、いくら何でもそこまでしないでしょ、というお話ですが、
悠子の復讐の全容が明らかになってくると、思わずニヤリ、と
してしまいます。
最初は悠子の「告白」で始まりますが、その後は、その事件に絡んでくる
人々の「告白」が続きます。
その人物の事を理解しようと、ついつい感情移入してしまいます。
でも、結局は、悠子の「復讐」に、スカッとしてしまうのです。
 悠子を演じる松たか子が、すごくよかったです。
もともと好きな女優さんですが、たんたんと復讐を遂げていく、女教師役が
ぴったりでした。
生徒役の子供たちもがんばっていました。
「少年A」なんて、結構私のツボでしたよ♪

 そうそう、何だかリュック・ベッソンの「キル・ビル」を思い出したのは
私だけかな?

のその感想・・・9.5点(10点満点で)


 最後まで退屈することなく、楽しめました。
興味のある方は、ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね(*^。^*)


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Posted by のそ at 16:00│Comments(0)映画
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